機械系を触らない人には何の事だかまず解らないでしょう(笑 3kg・mの強さで締めてって言われたらどうしますか?3割位の感じで力を入れる? 以前、スカイラインの腰上オーバーホールをトルクレンチ無しで挑みました 結果は最悪・・・ハイカムのシャフトが捩じ切れました(ToT) エンジンを組み上げてセルを回すとマフラーから『カキ〜ン』と音が響き渡り 急いでエンジンを開けてみると、ハイカムがポキリ・・・折れた理由は、オーバートルクです。 緩く締めて余裕を待たせないといけない所をキュッと締めすぎました(苦笑 余計な出費を作る前にトルクレンチを購入し指定トルクを守りましょう(汗 トルクですが、ボルトに長さ1mの長いレンチをかけて、 そのレンチの端に1kgのおもりをぶら下げた時に掛かる力が1Kgf・mとなります。 1mに1kgの力で1Kgf・m 50cmに2kgの力でも1Kgf・m 長さを半分にした場合は重さを倍にすれば同じ力になるって考えです。 1mのレンチって持ってます?1Kgの力って出せます? 最近の整備書にはN・mで書かれているのもあり、 1kg・m=9.8066N・m 1N・m=0.101972kg・m で、 1kg・cm=0.098066N・m 1N・m=10.1972kg・cm です。 表にすると、(小数点以下四捨五入)
何となく解ったでしょうか?1kg・m=約9.8N・m 整備書(サービスマニュアル)に締め付けトルクが書かれている場合は 設計の段階で様々な計算の元、1番良い締め付け具合を書いてくれていて、 それ以上でも以下でも良くありません。 家のトルクレンチの使い方を載せてみると、 13.6N・m〜108.5N・mまでに対応していて1.39kg・m〜11.06kg・mまで締め付けが出来ます。 目盛りが、13.6,27.1,40.7,54.2,67.8,81.4,94.9,108.5 と有り1目盛り間が13.6ずつ グリップ部の目盛りが10等分で1目盛り間が1.36ずつ 例として50(N・m)は40.7の目盛り+7目盛り 50−40.7=9.3 9.3÷1.36=6.8・・約7目盛り の計算となる。 2.2kg・mのトルクだと、計算すると2.2×9.8=21.56(N・m)になるので13.6+6目盛りになります |