意地で維持するCB400SFトップへ
タイヤ写真

スプロケットの丁数と速度計算の仕方
NC31では、あまり気にしなくても良いのですが、
NC39だとスプロケットを変えるとスピードメーターに誤差が出るので注意が必要です。

エンジンの回転数×(1/1次減速比)×(1/変速比)×(1/2次減速比)×タイヤの外周長
で何速の何回転では時速何kmかが計算できます。

ただし、分・秒・メートル・キロメートルの単位変更は必要ですが。

実際の走行速度は、風圧・タイヤの空気圧や溝の減りや摩擦抵抗・各部のグリスアップなど
様々な要因で前後します

サービスマニュアルを参考にすると、
1次減速比(エンジンからトランスミッションまでの減速比)=2.171

変速比はそれぞれ

NC31
NC39
1速
3.307
3.307
2速
2.294
2.294
3速
1.750
1.750
4速
1.428
1.421
5速
1.240
1.130
6速
1.130
1.130


2次減速比=2.8(NC31)
2.933(NC39)
3.0(Ver.R、02年、03年式)
となるようです。

例として、NC31の6速4000回転だと速度は?
=(4000*60)*(1/2.171)*(1/1.13)*(1/2.8)*0.001971292 ←式をエクセルに貼り付けると計算で来ます。
答え、約69km/h(68.875km/h)

(4000*60)とは、1分間のエンジンの回転数4000回転を×60して、1時間あたりの時間を出す
0.001971292とは、タイヤの外周長さの1971.292mmをkm単位に変換した数字

=(タコメーターの回転数×60)×(1/2.171)×(1/変速比)×(1/(後の丁数/前の丁数)×タイヤの外周長さ(km)
上記の式に数字を当てはめると、計算上の時速を求める事が出来ます。


2次減速比の求め方
2次減速比はファイナルドリブンスプロケットの丁数(後)÷ドライブスプロケット丁数(前)で求めるので、
NC31だと42÷15=2.8
NC39だと44÷15=2.933
Ver.R、02年、03年式は、45÷15=3.0なのかな?

ドライブを小さくするかドリブンを大きくすると加速が良くなり、
ドライブを大きくするかドリブンを小さくすると最高が伸び
ます。一般的に加速重視をローギヤード、最高速重視をハイギヤードと言います。


タイヤの外周長の求め方
140/70−17と聞いてそれぞれの数値の意味が解る人は読まなくても良いですが

140=タイヤの幅140mm
70=扁平率と言い、タイヤの高さをタイヤの幅で割った数値をパーセントで表示した数字
17=タイヤに適合するホイールのリム径でインチ表示されている
1インチ=約25.4mm

さて、計算ですが、タイヤのゴム幅が140mm。
タイヤのゴム高さは70%・・・70%はタイヤの高さをタイヤの幅で割った数値
と言う事はゴム高さは何mmでしょう?

140mmの1%は1.4mm 70%は70倍だから
1.4×70=98 答え、98mm

確認:タイヤの高さをタイヤの幅で割った数値=98÷140=0.7
1=100% 0.7=70%となる

タイヤの全体の直径は?ゴム高さ+ホイール高さ+ゴム高さなので、
ゴム高さ=98mm
1インチ=約25.4mmなので、ホイール高さ17インチだと
17(インチ)×25.4mm(1インチ)=431.8mm

98+431.8+98=627.8mm

タイヤの全体の直径は627.8mmの直径と計算できます。

外周は・・・直径×3.14ですから
627.8mm×3.14=1971.292mm

空気圧や、タイヤの溝の減りで変わったりもしますが、計算上での外周長さは1971.292mmとなる。

160/60−17だと外周長さは1958.73mm

意地で維持するCB400SFトップへ inserted by FC2 system